PEN45シングルアンプの配線チェックを行う。間違いないようなので、+Bの抵抗を測ってショートしていないことを確認。真空管を挿して電源オンする。
PEN45のカソード電圧、+B電圧を素早く測って回路図と大きな違いがないことを確認。各部の電圧を測ってほぼ設計どおりであることを確認。SP端子にDMMをACレンジにして接続、RCA端子に指を触れて電圧が上昇するのを確認。今回も動作一発OKだ。測定器を接続し、バラックで確認した特性と大きな違いがないことを確認。
PEN45のヒーター電圧は点灯式の時にも確認したが、定格の4Vに対し実測3.92V(-2%)と低め。R15とR16を0.15Ωから0.1Ωに変更、電圧は3.98V(-0.5%)となった。
+Bからヒーターバイアスを作るバラック回路で20Vを供給したところ、残留ノイズにはあまり変化がなかった。ヒーターバイアスをLchのカソードからいろんなヒーターピンにつないでみて、一番低めとなったCV1056の2ピンに変更した。
回路図に赤字で実測の電圧を記入した。
Analog Discoveryによる周波数特性。かまぼこ特性だがLchとRchが見事に揃っている。
無帰還での諸特性。高域は伸びていないがNFBをかければ多少は伸びると思う。利得は27倍~28倍と十分。残留ノイズはCV1056を左右差し替えると変わるが、大体0.6mV~0.7mVだった。
特性を見た限りにおいては問題ないと思われる。今後はNFBをかけて特性を調べる予定。