おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

R120シングルアンプ・実験

R120シングルアンプに使用する整流管AZ50は、実際にどのくらいの電圧が出るのか実験で確かめることにした。

実験風景。電源トランスは6B4GシングルアンプのPMC-170Mを使い、アンプの真空管を抜いておいた。

 

実験の回路図に実測の電圧を記入。電流が124mAとチョークの規格をすこしオーバーしているが、短時間だから大丈夫だろう。おおよそ電源トランスの端子電圧(AC)を1.06倍すると整流後の電圧(DC)になる。

製作依頼者から新たに出力トランスを入手したと連絡があった。1次インピーダンス3kΩ、出力容量15Wの仕様。これに置き換えるとして、R120の特性図に3kΩのロードラインを引いてみた。

2.5kΩのロードラインに比べ直線が寝るので、動作点がプレート電圧高めに移動する。Eb=231V、Ip=52mA、Eg=-33V、Pp=12.0W、出力は3.2Wと算出された。

回路図を変更した。電源トランスの+B端子は260Vから280Vに高くした。初段のC3e周りのCRはまだ未確定。