おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

R120シングルアンプ・シャーシ加工

いつものルーチンワークみたいな記事だが、備忘録として残しておく。R120シングルアンプ試作機のシャーシ加工を始めた。

 

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穴開け図を印刷してカット、シャーシに貼り付けて定規とカッターでケガキ線を入れる。十字の中央をオートポンチでマーキング。

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穴開けは電源トランスの角穴から始めた。ステップドリルで丸穴を開け、ハンドニブラーで齧って鍵型にし、コッピングソーの刃を通してギコギコ一周くり抜く。厚さ1.2mmだから刃の進みが早い。騒音が出るが15分くらいなので我慢。

鋸引きのような作業は全くやらないので、筋肉が鍛えられていないため大変だった。この後、平ヤスリで切断面を整えた。

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次は真空管ソケットやブロック電解コンデンサの穴開けを行う。4mm径の穴を開け、サークルカッターで切り抜く。サークルカッターはグリスアップを忘れずに。私は作業前と作業後にグリスアップをしている。

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C3eのソケットは穴径が真円ではなく34.5mm×35mmの楕円だった。穴を開けたら入らない。穴の2個中1個は半丸ヤスリで広げた。

真円に見えるところが盲点だった。

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シャーシ上面の穴開けが終わったら前後面の穴開けをする。ドリルスタンドの高さが足りないので板を敷き、ドリル自体を90度回転させて高さをかせぐ。ドリルスタンドの必殺技。

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穴開けが終わったシャーシ。

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ACインレットは角R仕様。地味に難しい。電源トランスのボルト穴はノギスで測っているのに4.5mm径で開けても入らなかった。結局5mm径まで広げたらようやく入った。なんでずれるの?

ヤスリがけする時に出るキーキーという音は嫌だよね。人間がかつてサルだった頃の警戒音がDNAに刻まれているという話だが本当かな?

バリ取りが済んだら切削屑を掃除機で吸い取って片付け。これで体力の要る作業は完了だ。トランスその他は穴位置が問題ないことを確認しているので、この後は試作機の組み立てに入る予定。