12B4Aシングルアンプの電源部は平ラグに組むので、先に作成しておくことにした。
電源部の平ラグパターン。
パーツを集めたところ。CRや半導体は事前にテスターで確認してある。
平ラグのスペーサーにFETを固定するので、10mmと7mmを使用する。FETの厚みは大体3mmあるので、これで基板が水平になる。
ジャンパー線はカットしたCRのリードを使う。ホッチキスの針のように整形。
作成に使う工具類。マスキングテープはカットしてパーツの仮固定に使用する。白手袋を使えばハンダ付け時にパーツを手で持っていても熱くない。
CR類は前もってリードを整形しておく。電解コンデンサはガニ股にして、差し込んだ時にストレスがかからないようにする。
FETはシャーシに固定して放熱させる。ゲートには発振防止用の1kΩ抵抗を取り付ける。
熱収縮チューブを被せ、ライターで炙って縮めたところ。
平ラグのハンダ付けには東栄変成器の小型トランスが入っていた紙箱を使っている。
ハンダ付けは全部のパーツのリードを差し込んでから行う。ダイオードと電解コンデンサには極性があるので注意する。往々にして間違えることがよくある。CRのリードの片方を仮にハンダ付けすると動かなくなるので、傾きを直してもう一方をハンダ付けする。その後、仮にハンダ付けしたところをちゃんとハンダ付けする。
もし間違えた時はパーツを抜き取り、ハンダはSPPON(ハンダ吸い取り器)で吸った後、ハンダ吸い取り線で除去する。ハンダ吸い取り線だけを使うと一気に無くなってしまう。
配線を取り付ける際にはマスキングテープで仮固定する。
完成した電源部の平ラグ。
反対側から。
裏側。
シャーシの高さが40mmしかない場合、電解コンデンサの高さは25mmがギリギリといったところ。スペーサーに7mmを使用することで、すこし高さを稼ぐことができる。それ以上の高さのコンデンサは寝かせるしかない。