おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

12B4Aシングルアンプ・組立~配線~CR取り付け

12B4Aシングルアンプの組み立てを始めた。

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パーツが勢ぞろいしたところで記念撮影。12B4Aシングルアンプキット(基板組立済)。

組み立ては仮組みで確認しているから順調に進み、パーツが全て取り付いた。ロッカースイッチのガタは無かったが、使用していると出てくるかもしれない。

反対側から見たところ。

シャーシ内部。

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実体図もどきを再掲。

配線はAC1次配線(白)から始めた。終了したら電源をオンしてネオンランプが点灯すること、電源トランスの電圧を確認。配線は動かないようにボンドで固定した。

次はヒーター配線(青)。12B4Aと6AN8Aの1本ずつでは6.3V1.05Aなので、配線は電源トランス側をAWG22に、末端をAWG24にした。AWG22の配線が足らなくなり、水色っぽい配線を混ぜてしまった。

この状態で真空管を挿して点灯式。AC101.5Vでヒーター電圧は6.3V弱だった。6.0Vより低くなれば問題だが、大丈夫だろう。

+B電源回路に配線し、+Bに3.7kΩのダミー抵抗を取り付けて+B電圧を確認する。AC103.1Vで+Bは207Vとなり、AC100V換算で200.8Vとなるので設計の200Vにほぼ一致した。

OPTの配線のぐるぐる巻きが気になるので先に処理する。配線は余りをトランスケースの中に押し込んでいるので、短くカットはしない。1次側と2次側を配線し、NFB配線とゾベルCRも取り付けてしまう。

+B電源のダイオードとSP端子が近いのが気になる。ダイオードのスイッチングノイズを拾わないといいが。最悪平ラグを逆に取り付け直すのが良いが、今度は6AN8Aの初段側にダイオードが近づいてしまう。

GND母線をボリューム近傍に設けた。AWG20の配線の被覆を剥き、ハンダメッキしたものを使っている。シャーシの奥まったところにあるので、GND配線が取り付けにくい。

配線は長めにカットした後に被覆を剥いて予備ハンダ、取り付けて丁度良い長さにカット、被覆を剥いて予備ハンダ、最後にハンダ付けというふうにやっているので時間がかかる。CRのリードを端子にハンダ付けするところは配線のハンダ付けをしていない。+Bの配線(茶色)があちこちに行っていて、配線を追加していったので面倒だった。

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後は入力のシールド線とボリューム~6AN8Aグリッドの配線、CRを24個取り付けるところまで来た。

 

CRを取り付ける前にシールド線を作成しておくことにする。網線をほぐすと切れたのがバラバラ散らばるのは勘弁してほしい。後々ショート事故につながるからだ。

 

次にCRを24個取り付けていく。リードをフォーミングしたら末端を予備ハンダしておく。これはハンダ不良による不具合を防止するため。ボリュームから6AN8Aのグリッドへ行く配線をしたら、最後にシールド線をハンダ付けする。

 

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これで組立完了。

 

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普通なら完成の喜びに浸るわけだけど、多くのアンプを製作していくと、ようやく終わった感のほうが強い。目が疲れるし肩が凝るし、古傷の左肩が痛くなるしでロクなことがない。これでしばらくハンダ付け作業から離れることができる。まだあるけど、ハンダゴテを持つことは少なくなる。