おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

12B4Aシングルアンプ・動作確認

組立が完了した12B4Aシングルアンプの配線チェックをする。回路図と突き合わせて誤配線や配線忘れを確認。

+BのGNDショートがないか確認した後、真空管を挿して電源をオンし+Bと12B4Aのカソード電圧を監視する。大体設計値どおりになったら各部の電圧を確認。問題ないようだ。

SP端子にACレンジにしたDMMを接続し、ボリューム最大でRCA端子に指を触れ、電圧が上昇するのを確認。今回も動作一発OKだ。

測定器をつないで特性をチェック。バラックでの特性とほぼ同じになったが残留ノイズが4mV前後あって多い。12B4Aを別のに挿し替えてみたが変わらず。6AN8Aを挿し替えたところ5本中2本で0.5mV~0.9mV程度になるものがあり、6AN8Aのヒーターハムを引いていると思われる。6AN8Aは5本しかないので、その2本でいくことにする。

回路図に赤字で電圧を記入した。

無帰還での特性を測定。周波数特性は高域-3dB点が105kHzと非常に伸びている。DFは1.9~2.0で無帰還アンプの普通のレベル。残留ノイズは0.5mV~0.6mVだが、これ以上下げるには6AN8AをDC点火するしかないように思われる(やるつもりはない)。

Analog Discoveryによる周波数特性。高域特性が素直だ。

無帰還だが3階自室で試聴してみた。いきなりスケール感のある音が出てきた。高解像度で低音もよく出る。利得が23倍~24倍と多いことを除けば完成レベルだ。

次回はNFBをかけて特性を調べる予定。