VT-25シングルアンプの金属加工が終わったので、仮組みをしてパーツの干渉や接近しすぎな箇所が無いかどうか確認する。試行錯誤しながら組み立てていったので時間がかかった。シャーシの追加工は無かった。いきなり電源部の平ラグの電解コンデンサの頭がつかえたので黄銅スペーサーを10mmから7mmに変更。
VT-25のフィラメント電源で電解コンデンサの頭が飛び出してしまい、裏蓋につかえてしまうことがわかった。黄銅スペーサーを10mmから7mmに交換、3端子レギュレータに共締めするスペーサーは短いものが手持ちにないので7mmから5mmに短くする加工を行った。
ノギスで測りながら2mm削った。どうしても傾いて削れてしまうので、削れ具合を見ながら加工した。その結果、電解コンデンサの頭が飛び出さないようにできた。10000μF16Vを4700μF16Vの2個並列にしても良かったが、買い出しに行かないと手持ちに無い。
パーツが付いたシャーシ内部。部分的に込み入っているので配線し難そう。特に電源トランス周り。
電解コンデンサの頭はぎりぎりシャーシに触れていない。電解コンデンサのケースは電極のマイナス側へ高抵抗で接続されていると考えたほうがよく、今回の場合は-C電源の最初のコンデンサなので、もしケースがシャーシ(GND)にショートした場合、-CからGNDへ微小電流が流れるだけなので問題ない。
真空管ソケットは配線をハンダ付けするだけなので大丈夫そう。
ソケットのピンと平ラグとはぎりぎり離れている。
画像中央の立ラグには1000μF50Vの電解コンデンサを取り付けるが、-C電源の立ラグ(右)と干渉しそう。
真空管を挿していつものように「観球アンプ」。6DN7はコインベースを挿してみた。VT-25はスペーサーで15mm沈めているが、まだOPTのトランスケースより高い。
バナナ専用SP端子は電源基板を避けるため画像のようにしたが、仕方ないけどやはり違和感がある。
アンプ部の平ラグ基板を作成する作業が残っている。画像のように左右ミラーにする。これは電源トランスからなるべく初段アンプ部を離そうという魂胆。
シャーシ内部画像を見ていて思いついたのが、フィラメント電源をVT-25の近くに置くこと。電源トランスの左右には電源の平ラグ8Pを2枚、振り分ければ良い。これならコンデンサの過密配置にならないし、ベストだと思う。後悔先に立たず。
今後の予定はシャーシと裏蓋の塗装をするが、外の駐車スペースで作業する都合上、雨が降らなくて風の弱い日を選ばなければならない。