今回も金太郎飴的な記事だが備忘録なのでご了承を。塗装は外の駐車スペースで行うので、雨が降ったり風が強くて塗装のできない日が数日。ようやく風の弱い晴れた日に一気に塗装する。
シャーシと裏蓋の保護ビニールを剥がし、溶接跡やバリをリューターにつけたペーパーコーンで削った。
浴室で水をかけながら#400のペーパーで縦横斜めに傷をつける。塗装の密着性が良くなるらしいのだが定かではない。その後洗剤で油分を洗い流した。私はシリコンオフを使わない。ガスレンジで乾かした後、カットしたカレンダー紙を貼り付けて塗装準備完了。そのまま塗装待ちの状態に。
塗装に使うスプレー類。左から下地にプラサフ、本塗装にダークグレーマイカメタリック1E2、上地にクリアA-4。今回は拙VT-62シングルアンプと同じ塗色の1E2とした。これはブラックマイカと呼んでもいいくらい黒で、磨き傷が目立つために避けていた。コンパウンドシートの導入で磨きが楽になったので採用となった。
寒い時期はスプレーを30℃くらいで湯煎する。粒子が細かく出るようになる。
駐車スペースに新聞紙を敷き、養生テープで固定。シャーシと裏蓋はヨーグルトの容器で浮かせている。
塗装はプラサフを2回、本塗装を2回、上地を3回塗った。ひたすら7回繰り返した。大体1回に1時間半、7回で10.5時間といったところ。1回塗るごとに#2000のペーパーで軽く塗装面に付いたホコリを払った。
塗装後は20分くらい自然乾燥させ、その後赤外線ストーブで1時間くらい高温乾燥させる。塗装1回ごとに溶剤を飛ばす。乾かないまま塗り重ねると溶剤が閉じ込められていつまでも乾燥しない。
最後に1時間、カレンダー紙を剥がして高温乾燥を行い、終了とした。
数日乾燥させた後に磨きを行う。
塗装が乾いたのを見計らって磨きを行う。まず塗装面についた大きめのゴミを#2000のペーパーで削った。極力ゴミの周辺部を削らないように注意した。
浴室でコンパウンドシートを使い水研ぎをする。削れてくると水に白い色がつく。時々セルローススポンジで水気を拭き取ってみると、どのくらい削れているかがわかる。
塗装面が平坦になって曇った状態になったら終了。
コンパウンドの細目~極細で、縦横の直線でひたすら磨く。磨き傷がほぼ消えたらOK。
仕上げに液体コンパウンドで磨いた。最後にクルマ用のコーティング剤を塗ったら磨きは完了。
こんな感じになった。ゆず肌は完全には消えないが、作業が大変なのと、角の下地が出てしまう危険があるので止めた。