おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

またBluetooth基板を入手

ヤフオクでまたBluetooth基板を入手した。"ブルートゥースデコーダボード"で検索するといくつか出てくるものの1つ。リモコン付き。ヤフオクではXY-WRBTとなっているが、入手したものはZZ-WRBTと印字されている。何が違うのかわからない。

なぜ入手する気になったのかというと、電源電圧が3.7V~24Vとなっていたから。この手のBluetooth基板の出力は0.9Vと小さいので、差動プリアンプと組み合わせれば2Vの出力が得られると思う。これならクラシックをメインに聴く人でも問題ない。差動プリアンプの電源をそのまま共用できる。

リモコンの電池はCR2025で、手持ちに無いので試していない。基板のサイズは30mm×40mmで、巷に出回っているBluetooth基板より少し大きい。リモコンの受光部を設けた基板と、スイッチで簡単な動作が可能な基板があるようだ。

チップにはAC22BP0C819-25C4と印字されている。電源はPCからUSB Micro B接続ケーブルで供給できる。電源供給するとプチ プチ数回、ポロリンで起動、コキンで接続される。女性のアナウンスはない。Bluetoothレシーバーとして使うのなら、ボリュームを電源オン後の数秒間、絞っておいてから上げて使うのが良いと思う。PCでのデバイス名はZZ-WRBTとなっている。

基板には固定用に4個の穴が開いており、M2のスペーサーで固定できる。

電源を切って入れ直すとボリュームの位置を覚えておらず、表示は50%となっているが100%出ている。ボリュームを触ると50%からスタートする。これは去年入手したBluetooth基板へ退化した感じ。

残留ノイズは0.68mVと高く、高周波ノイズが出ているものと思われる。そこでLPFを通してみることにした。2.2mHのインダクタと0.01μFのコンデンサは手持ちを使用。当初はR1を560Ωとしている。

オーディオアナライザで0dBFS(=0.92V)の周波数特性を測定。20Hz以下はオーディオアナライザ自身の特性と思われるレベル低下があるので無視してほしい。高域はオリジナルでは20kHzで-1dBの低下が見られる。R1を560Ωとしたら20kHzで-1.8dBの低下が見られたので(LPF)、R1を470Ωとしたらオリジナルの周波数特性とほぼ同じになった(LPF1)。ただ接続ケーブルの容量により高域のレベル低下が起きているのかもしれない。

LPFを入れた時の残留ノイズは20μV前後をフラフラしており、十分低くなることがわかった。ただしBluetoothの入力がない状態で、出力のミュートが働くのかもしれない。

0dBFSの歪率を測定。PCの送り出しにはWaveGeneを使った。ただしPCの送り出し側の歪率は測りようがないのでわからない。オリジナルでは0.35%と高く、10kHzではノイズのためか1.8%にもなっている。LPFを入れたら下がることが確認できた。

消費電流はDCアダプタ使用で、5Vでは待機時14mA、WaveGene出力時20mA前後だった。WaveGene出力時にはLEDが点滅するので変化する。DCアダプタ24Vでは待機時14.6mA、WaveGene出力時21mA前後だった。

このBluetooth基板を、現在使っていない差動ライン・プリアンプに組み込んでみようかと思っている。

 

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回路はこんな感じ。バスブーストを取っ払った。マイナス電圧はACアダプタから抵抗分割で作っているんだね。だからACアダプタのマイナスはGNDじゃない。Bluetooth基板のGNDをつなぐと、基板の電源はマイナス電圧ぶん低くなる。それはいいんだけど、Bluetooth基板の電流がLEDの点滅で変動すると、マイナス電圧も変動してしまう。それで抵抗をツェナーに替えてみたのだが、実際試してみないと何が起きるかわからない。