おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

5M-HH3アンプ・シャーシ加工完了

やっとシャーシの加工が終わった。この程度の穴開けをするのに3日もかけた。ハンドドリルとヤスリとリーマー、シャーシパンチを使っての手作業だと、疲れとの勝負になるからだ。

 

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ACインレットとヒューズの加工に1日。ACインレットの角穴は、ドリルでいくつも穴を開け、それをニッパーでつなぎ、ヤスリで必要な寸法にするという手間をかけた。ヒューズの穴は中途半端なサイズで、シャーシパンチだと大きすぎるし、リーマーでは足らない。だからヤスリで段々広げて必要な穴のサイズにする。回り止めのポッチは、"FUSE"の文字が正立するように開けた。

 

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電源SW、ボリュームの穴は、電源SWの端子がシャーシに接触しそうなため、少し上にずらした。それに伴ってボリュームの穴も上にずらしてある。このへんはデザインに影響するので、慎重に検討してから行った。

 

最後にMTソケット用の穴をシャーシパンチを使って開けて完了。シャーシパンチの下穴は、リーマーを使って広げるが、これをぎりぎりの大きさにするとシャーシパンチで開けた時にずれなくて良い。

 

ドリル用の穴は、キリを使ってセンターを出す。センターポンチだと、叩くときにずれやすい。キリなら正確にセンターが出る。そこまで気を使っても、ハンドドリルで開ける際にセンターがずれやすい。このへんの精度を出すには、やはり電動工具の導入が必要のようだ。あるいは小径のドリルで開けてからヤスリで調節するか。

 

穴開けが完了したら、全ての部品を取り付けて部品の干渉がないか確認する。下の画像は、仮に部品を取り付けてみたものだ。コンパクトなシャーシサイズだと、小型の部品を使いたくなる。電源SWやヒューズがその例だ。トグルスイッチや線間ヒューズならこんなに苦労しなくても済むのに。

 

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電源スイッチは以前の拙ブログで取り上げたものを使用した。ツマミがシャーシから浮いてしまうために六角ナットがもう1つ必要なのだが、手持ちのナットでは全て合わないことが判明。何だろう?インチサイズなのかな?ネジの西川に行って買ってこなくっちゃ。あるいは平ワッシャを10個くらい買ってきて取り付けるか。

 

小さく組むと、はんだごてが入らないので、配線の順序を考えておく必要がある。配線した後から忘れてたー、では困るのだ。組み込む前に、前もって配線を済ませておくしかないのかなあ。

 

仮組みをしたので、完成したらどうなるか撮影してみた。イメージどおりに出来ているだろうか。出力端子の出っ張りが気になるが、まあこれはコンパクトなシャーシに組んだからで相対的に大きく見えるのは仕方ないだろう。

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