DAC付ライン・プリアンプの進捗。ぼちぼち回路図作成とパーツ集めをしてみた。
基本仕様はRCAとDACで入力の2系統を切り替えるだけなので、6Pのトグルスイッチとする。バスブーストは、実質最大とフラットのみしか使わないので割り切って、トグルスイッチのオンオフとした。
回路図を上に示す。バスブーストはスイッチでショートさせるとフラットになる。簡単だ。定電流回路の2SK30A-Yは、以前選別したものを片チャンネルに2個ずつ、計4mAに近くなるように使う。電源部のLEDは、LED付ロッカースイッチで色は赤。
ケースをどうするか。いろいろ悩んだ末にTAKACHIのCD-180DDにした。サイズはW196mm×D132.6mm×H45.6mmで、色はブロンズ。値段が1,543円と安いのは、同じL字型のアルミパネルを組み合わせ、プラスチックの棚板で止める構造になっているからだろう。
本当はコの字型とただの板を組み合わせるほうが使いやすいのだけれど、アタマを使って何とかしよう。パネルは約2mm厚のアルミなのだが、角穴はUSBとロッカースイッチだけだから、じっくりやれば加工できるはず。
プリアンプに使う部品を買ってきた。
今回はICB基板を使う。部品を交換する可能性が少ないからだ。小さいほうの基板に部品が全部載せられるか不安だったので、大きい基板も用意してある。
基板固定用の穴開けはTAKACHIのT-600型貼り付けボスを使うので不要。両面テープでぺたっと貼り付けるだけ。だからケースの底にはビスが飛び出さない。
ゴム足は奮発して同じくTAKACHIのTC-1Sにした。固定には3.2mmの穴を開ける必要がある。
FETは秋月電子で2SK170BLを10個×5袋=50個購入、在庫分30個、計80個を選別した。治具を使って、ドレインソース間に6Vをかけて、Id=2mAの時のVGS電圧が揃ったものを4個。VGS=-0.248Vの揃ったFETが4個取れた。
もちろん今回のFETプリアンプだけじゃなくて、他のアンプにも今回ペア取りしたものを使うつもりだ。