Fostexのバスレフエンクロージャ、P-800EにTangBandのW3-881SIを入れて周波数特性を測定してみた。
測定方法はコチラにあるやり方を踏襲。WaveGeneで20〜20KHzのサイン波をスイープし、WaveSpectraのピークホールドで録音する。SPユニットとマイクの距離はSPの軸上20cmとした。
結果はこんなグラフになった。例によって40Hz以下は暗騒音を拾っているので無視して欲しい。STEREO誌おまけのScanSpeakではぐいーんとハイ上がりだったが、TangBandはずっとフラットだ。前回はデスクトップ、今回は台(スピーカー)に乗せての測定だからグラフに違いがあるが、傾向は一緒だと思う。
これはインピーダンス特性。W3-881SIの最低共振周波数はカタログでは106Hzとなっているが、P-800Eに入れたら160Hzまで上昇した。P-800Eのバスレフチューニング周波数は実測で100Hz。カタログでは101Hzだから一致。
このインピーダンス特性はディスケットのところで空気漏れが生じていたりするとピークが出ないのでご注意。
そろそろエージングで落ち着いてきただろうから試聴結果を書いてみる。例によって駄耳なのでそのへんはご容赦を。
細部をさらけ出して聴かせるタイプではない。ゆったり音楽に浸るのが良いと思う。耳に向けてスピーカーを振ったほうが繊細な音が聴ける。全体にフラットでワイドレンジなのだが、やはり低音が不足気味。デスクトップではラインアンプのバスブーストをオンにして聴いている。女性ボーカルはやはり美味しい領域なのだろう、艶やかに聴かせる。
バンブーオーナメントVifa版と比較してしまうと、低音が出ていないのは明らか。でもこればかり鳴らしていると不満には感じない。単に耳が慣れてしまうだけなのか。
やはりバンブーオーナメントに入れて鳴らしてみたいと思う。