今回も真空管オーディオとは関係ない、腕時計のはなしである。
以前の拙ブログでも書いたけど、登山用の高度計として重宝していたのだが、ローバッテリーになってしまった。高度計測しようとしても表示が出ない。前回電池を交換したのは3〜4年前か?
その時は腕時計の修理専門のお店で電池交換してもらった。でも電池交換くらい自分でできるのではないか。
これがBM-100WJ用のボタン電池、SR927SW。この電池を2個使用するのは事前にWebで検索してわかっていた。近所の店を見て回ったが置いてなかったのでネット購入。2個で340円。別に金メッキでなくてもいいのにね。ちなみにメッキされているのは+極だけ。
開腹したところ。
新しい電池と入れ替える。ボタン電池を固定するための金具(左下の2個)が留めにくい。パチッとはまればOK。元通りにして完了、と思ったのだが…。
ところが液晶の表示が消えたままで腕時計脇のボタンを触ろうが何しようがダメ。壊しちゃったのかな?
電池の+極とACと書かれている金属をショートさせてリセットしてもダメ。ボタン電池を外して電圧を測るが正常。何度か電池をはめて外してを繰り返してもダメ。
放っといたら表示が出るかな?と期待するがダメ。うーん困った。
あきらめきれずに7〜8回、電池のはめて外してを繰り返しただろうか。ふと液晶画面を見ると、電池を外した時の時刻がそのまま表示されていた。でも時計は進まず表示は変わらない。
その時、電池をはめ直しただけでは内部のコンデンサに蓄えられた電圧が放電して下がらない限りリセットされないんじゃないか、ということに気がついた。
電池を外して−極とAC極をミノムシクリップで何度かショートさせ、電池をはめてみる。そして液晶表示を見ると…。
見事に時計がリセットされて時計が時刻を刻んでいる!!!
やったー復活だあ!!!!
元通りに組み立てて時刻を合わせた。機能も正常のようだ。
一時は修理専門のお店に事情を話して修理をお願いしようと考えていたが、地道にいじっていたら何とかなった。でも老眼鏡をつけてもこの細かさはいかんともしがたいね…。
高度計付きの腕時計でごつくないのは後にも先にもこの機種しかないと思う。この時計が復活しなかった時にWebを検索してみたけど、高度計付きのでコンパクトなのは見つけることができなかった。
そんなにこだわるなら腰のベルトにでも高度計をぶら下げて使えばいいんだけどね。