毎日暑い日が続いている。まるで梅雨明けしたようだ。でも本当にそうなったらもっと気温が上がるのだろうか。おかげで製作意欲減退、3A5パラシングルアンプの本番機製作は停滞中。
本番機はトランス類を現物合わせで穴開けするつもりなので、試作機を解体する必要がある。その前にAESから購入した10本の3A5が使えるのかどうか、テストしてみることにした。
3A5の両ユニットを調べるため、プレートに3.3Ωの抵抗を入れて電流を測定する。グリッド電圧は対GNDで16.4Vに固定。動作するかどうか確認するので、利得と残留ノイズも測定した。
結果を上記に示す。簡単にチェックした限りでは、特に問題なく動作するようだ。利得もそんなにバラつかないし、残留ノイズも低い。
フィラメントの中点を電位の高い側にしているので、両ユニットの特性が一致することを期待したのだが、回路図での右側のユニットのほうが多く電流が流れるタマが多かった。
なお、ユニットの動作点のあるピンポイントで測定しているので、果たして真空管に封入されている両ユニットの特性がどうなのかはわからない。
というわけで、基礎データ取りはこれでおしまい。