RAYTHEONの5A6を追加で入手できたので、5A6プッシュプルアンプで選別した。選別は管壁の文字が正面を向くように、暗くすると蛍光が見える、という、見栄え重視でこだわってみた。
ところがソケットに5A6を挿してみても文字が正面を向かない。唯一1本だけが正面を向いていたので、いま挿してある5A6のうち、文字が横を向いているものと交換した。
続いてDCバランスを調整。最初はカソードでバランスを取ったのだが、SG電流も含まれている。当初はOPTのDCバランスを重視してプレート電流でバランスを取っていたことを思い出したので、バランスを取り直した。
残留ノイズ、利得、0.1W時の歪率で左右チャンネルを比較し、同等だったのでOKとした。
このアンプは出力段にKNFがかけられており、OPTの2次巻線を利用しているのでSP端子のマイナス側がGND電位にはならない(わかるかな?)。だからSP端子のマイナス側同士をショートさせたりGNDにつないでしまったりするとおかしなことになる。
管壁の文字がいくぶん正面を向いたかな。
周囲を暗くして長時間露光で撮ってみた。管壁に青い蛍光(グローじゃないよ)が浮かんでいる。ソケット下からオレンジLEDで照らしているのでヒーターが明るいように見えるが、5A6は直熱の電池管だからフィラメントはあまり光って見えない。