漸く4P1Lプシュプルアンプ本番機の組み立てを始めた。
今回電源トランスのカバーを再塗装したが、ティッシュペーパーと広告紙で養生しても下向きに置いていると圧力で塗装とティッシュがくっついてしまう。そこで電源トランスは最後に実装することとし、他の組み立てや配線を済ませてしまうことにした。
パーツを取り付けて配線を始めたところ。
+B配線とOPT周りの配線を済ませたところ。基板を取り付けると隠れて見えなくなるので写真を撮っておいた。
フロントパネルは工具をうっかり当てただけで塗装が剥がれてしまうため、広告紙で養生した。
ところで、基板を取り付けようとした時に電解コンデンサが膨れているのに気づいた。これは以前フィラメントが赤熱した時に使用していたフィラメント電源回路で、整流後に入っているコンデンサ。
ドライヤーで加熱実験をした時には膨れていなかったので、その後徐々に膨れてきたものと思われる。何が原因でこうなったのかわからないが、気持ちが悪いのでブリッジダイオードと電解コンデンサ2個を新品と交換した。なお外したブリッジダイオードは正常だった。真空管ソケットも新品にしたから、これで大丈夫じゃないかなあ?
基板へは結局分割ロングピンソケットを使うことにした。今後の改造や点検、もしもの故障時に基板を外せたほうが良いだろうと考えた。
電源トランスを除いた配線が完了。試作機の時に使った配線類を再利用したので大して時間はかからなかった。
全ての配線が完了。この後配線チェックを行い電源投入する。