おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6CH6/CV4055シングルアンプ・歪率特性

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前回の拙記事で歪率特性の110Hzカーブが他の周波数とずれているので、別のOPTを使ったらどうなのか確かめてみることにした。

 

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これは春日無線変圧器のKA-5070Sで先月のセール中に買ったもの。1次0-5K-7K、2次0-1-4-8-16Ωで出力は20W。

 

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KA-5070SとCV4055シングルアンプを並べて撮影。でかっ!

 

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CV4055シングルアンプについているOPT、OUT-54B57の代わりにKA-5070Sを接続して周波数特性を調べた。85KHzのピークはUL接続によると思われる。

 

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0dB=2.83V 8Ωでの各出力における周波数特性。低域の盛り上がりは1W出ていても現れている。

 

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歪率特性。110Hzのカーブが10KHzと重なっている。

 

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これはOUT-54B57での周波数歪率特性で、1KHzから低くなるにつれて悪化していることがわかる。

 

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KA-5070Sの周波数歪率特性。低い周波数でも歪率があまり悪化していない。 どうやら100Hzの歪率カーブが悪いのはOPTのコアサイズに起因しているようだ。