rpの高い真空管ではOPTのインダクタンスが低いと低域が寂しくなってしまう。私は小出力アンプビルダーなのでかなり切実だ。これは低周波でOPTのインピーダンスが低くなることに由来する。そこで私が扱ったことのあるシングルOPTで、DC重畳したインダクタンスを測定し一覧にしてみた。
実売価格1,500円から12,000円と開きがあるが御了承のほどを。
測定治具はコレを使った。測定周波数は50Hz、オシレータの出力は1Vrms、DC重畳電流は30mAとした。
結果を上記に示す。OPT-5S・OUT-54B57・PMF-6WSは12H〜13Hといったところ。安価なOPTではT-1200の16.9Hが高インダクタンスをマーク。KA-5730も同じくらい。
KA-5070Sは29.2Hと高いが20WのOPTでありオネダンも高い。手持ちにあるので入れておいた。
OPT-S14の18.5Hは1次インピーダンス10KΩでの値。2次側16Ωに8Ωをつないで5KΩ:8Ωとして使えばインダクタンスは変わらないので有利だ。