現状の6DJ8パラシングルアンプはOPTにKA-5730を使用している。このアンプは高域が伸びているせいか、OPTの特性がそのまま現れピークやディップが激しい。後日高域特性の良い染谷電子のA57-7K48Sを入手したのだが、このOPTはKA-5730よりも大きいので現状のアンプに載せ替えることができない。
そこでA57-7K48Sを活かすべく6DJ8パラシングルアンプ2号機を製作することにした。電源トランスには磁気シールド付きのPMC-95Mを採用して低残留ノイズを目指す。
シャーシは現状のものより3cm横幅の広い(株)奥澤のO-47、W230mm×D140mm×H50mm t1.5mmを購入してある。
2号機の回路図を上記に示す。現状の電源トランスは春日のH17-04211で、130Vを両波整流していたが、PMC-95Mでは140Vを両波整流する。+B電圧が上昇するのを抑えるためFETで21V落とすようにする。このためFETの消費電力は1Wとなり、シャーシに固定して放熱させる予定。A57-7K48Sの高域が伸びているためZobelを入れた。
電源トランスやOPT、シャーシ、裏蓋用アルミ板、外装パーツは入手済なのですぐにでも着手可能だが、他にもやりたいことがあるのでそれが終わってからにしようと思う。