3階の自室にレコードプレーヤーを置こうとここ数日いろいろやっていた。なんちゃってアナログ復活なので費用はなるべく安く済ませたい。レコードプレーヤー・カートリッジは手持ちの物を使うとしてフォノイコライザーだけは新品を買った。
フォノイコライザーはBEHRINGERのPP400というのが安い。ACアダプタ付きで送料込み3,002円で購入した。PP400は筐体が磁石にくっつく。つまり磁気シールドされているということになる。そのせいか妙に重い。
フォノイコライザーはMM専用だからMCカートリッジには手持ちの昇圧トランス、SONY HA-T30を使う。取っておいて良かった。
これでスイッチ付きテーブルタップを作る。ACコードはPC用のを流用。フォノイコライザーに電源スイッチが無いのでテーブルタップからオンオフできるようにする。
できたー。自作はショートや発火の危険があるので、良い子は市販のスイッチ付きテーブルタップを買ってね。
衣装ケースの上に板を敷いてレコードプレーヤーをセッティング。水平になっているかどうかはわからない。
フォノイコライザー周りはこんなふうになった。
レコードの盤面に針を落としてハウリングマージンを確認。ボリュームを最大に上げてもハウリングしない。なお、音量最大ではSPからブーンとシューッという音が出ているが通常使用では全く聞こえない。
トーンアームのゼロバランス調整をする。インサイドフォースキャンセラーを無効にして針圧0gで水平が取れるようにする。やり方をすっかり忘れていたので手間取った。針圧は1.5gに調整した。
アームリフターのUP/DOWNは正常に動作するようだ。LPの無音溝の上でアームリフターを操作して針先を降ろす。
ボリュームを上げると瑞々しい音が出てきた。プチプチノイズが懐かしい。当初高音が出過ぎかなと思ったが次第に落ち着いてきたようだ。
なんかもうなんちゃってではなく本格的に聴けるかんじ。盤面の終わりでオートリフターが正常に動作してターンテーブルが停止した。いつまで正常に使えるかどうかはわからない。盤面が反ったレコードでもSPの振動板がフラフラすることがない。シングルアンプならではの利点か。
レコードによっては針飛びしてアレレ?どうやら盤面に生えたカビが原因のようだ。むかしレコード洗浄を試したことがあったが水道水じゃなくて精製水を使えば何とかなるかなあ?
シェルカートリッジはオーディオテクニカのAT33E。ヘッドシェルはKENWOOD専用のストレートアーム用なので一般のものが使えない。
針先が見えるようにフラッシュを焚いた。
ちょうど良い音量でオーディオセレクタのボリュームが11時くらい。つないでいる42シングルアンプは利得が17倍(24.6dB)あるのでMCカートリッジでも十分実用になる。ちなみにPP400の利得は35dB、HA-T30は26dB、AT33Eは0.4mV/1KHz。
AT33Eは針先に黒い汚れがついていてスタイラスクリーナーではどうしても取れなかった。AT32Eも持っているのでそちらを使うことにした。
目下の懸念点はLPレコードが46枚しかないのでまた休眠に入ってしまうのではないかということ。なんちゃってなのであまり音源にお金をかけたくないなあという気持ちがある。