12A5シングルアンプのシャーシ加工を始めた。アルミシャーシは株式会社奥澤のO-45、W300mm×D170mm×H50mmでt=1.5mm。
穴開け図を印刷してカット、シャーシに貼り付けてカッターと定規でケガキ線を入れる。十字の中央にオートポンチでマーキング。このマーキングで穴位置の精度がほぼ決まる。
穴開けは電源トランスの角穴から始めた。ステップドリルで丸穴を2つ開け、コッピングソーの刃を通して一周カットする。騒音が出るので裏側に消しゴムをガムテープで貼り付けた。
続いてACインレットとロッカースイッチの角穴を開けた。
反対側から見たところ。

電源トランスの角穴を平ヤスリで整形。見えなくなるところだからこんなに丁寧にやる必要はないんだけどね。やはり性格かな。

ACインレットの穴は角R仕様。これはインレットを取り付けた時に、単に四角だと4隅が見えてしまうから。始めに6個の丸穴を開け、四隅を丸ヤスリで角Rに加工しておいてから4辺を平ヤスリで削っていった。

ロッカースイッチはノギスで測って13mm×19.2mmで開けた。辺が斜めになっていることがあるので修正した後、カット寸法に近づけていくのがコツのようだ。
サークルカッターで真空管ソケット穴を開けているところ。サークルカッターのグリスアップを忘れずに。MP9Pソケットは直径21mm、UTスモール7Pソケットは直径29mm、整流管の穴は直径40mmで開けた(落とし込み)。
前後面の穴開けが完了。後はトップの小さな丸穴だけ。
反対側から見たところ。
シャーシのトップの穴開けをする。丸穴だけなので、46個だかの穴をボコボコ開けていった。ドリルは順に1.5mm→2.5mm→3.2mm→4.5mm→ステップドリルといった感じ。ソケット周りの放熱穴は、ドリルスタンドのレバーが下がりきった時に7mm径となるように調整して開けた。
穴開けが終わり、バリ取りが済んだシャーシ。電源トランスは一発で入ったので嬉しい。
反対側から見たところ。

AZ11のソケットプレートが気になったので、裏蓋より先に加工することにした。ソケット穴は丸い小穴をたくさん開けてニッパーで切る方法があるが、私はコッピングソーを使った。

加工が終わったソケットプレート。ソケットのピンの返し?みたいなところが引っかかってソケットが入らなかったりでようやくできた。このプレートの加工だけで1時間半もかかった。

ソケットを嵌めてみたところ。

ソケットは上付けで、ソケットプレートを沈ませて固定する。
こんな面倒なソケット加工はもうやりたくない。ソケットは数回の抜き差しで接触不良になりそう。
裏蓋の加工。アルミ板は298mm×166mmにカットしてもらった。保護ビニールの色が緑でアルミ材間違えたかな?シャーシとの固定8箇所の穴は曲尺で正確に測って開けた。ネジ止めできることを確認。
裏蓋に放熱穴をステップドリルで開けた。確認したら板材はA5052なのだがシルバーアルマイト処理品で、いつもの生地材ではなかった。アルマイトだから剥がさないと導通が取れないけど、裏蓋なので大丈夫と思う。
今週は用事がいくつかあってあまり時間が取れないが、今週中に仮組みまで持っていきたい。










