おんにょの真空管オーディオ

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古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

6T9 CSPPアンプ始動

シングルアンプ、シングルアンプと製作してきたので今度はプッシュプルアンプかなあ、ということでそろそろ始動しようかなと考えている。

 

今回取り上げる6T9 CSPPアンプについては、拙ブログの以下のシリーズで設計を行っている。

バーチャルCSPPアンプの設計

バーチャルCSPPアンプの設計・その1

バーチャルCSPPアンプの設計・その2

バーチャルCSPPアンプの設計・その3

 

テレビ球のCSPPアンプは拙17JZ8 CSPPアンプにて行っており、またテレビ球では芸がない。でもいろいろEL32とか検討してきたがどうもフィットするタマが愚かなアタマでは見つけることができない。まあデザインを変えるとかして6T9でやってみることにした。

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6T9は画像のようにずんぐりとしたコンパクトロン管で、単三電池よりも背が低い。これでアンプを作ってデザイン的に果たしてサマになるのかなあ?

 

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OPTはMFさん謹製の自作品を使用する。これにトランスケースを被せる予定。

 

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回路は以前作成したバーチャルCSPPアンプのをすこし手直しした。

 

+B電源回路にPMC-518Hを使うと2,860円もするし重たくなるのでFETリプルフィルタに変更。電源回路の電解コンデンサ千石電商で扱っている東信工業のものに合わせた。だから耐圧にはかなり余裕がある。

 

アンプ部は6T9の三極部がμ=95もあって周波数特性の高域が伸びないと考えられる。試してみてダメだったら高圧トランジスタに変更し、6T9の三極部を使わなければ良い。でもそうなると6T9の五極部は6AQ5A相当なので実質6AQ5A CSPPアンプになってしまう。

 

今後の予定としては、PMC-190Mの入手、平ラグパターンレイアウトの作成、CRパーツの買い出しといったところだろうか。