配線が終わり、チェックへ進む。基板ごとにチェックが済んでいたので、全部の配線がちゃんとつながっているか確認。
ACアダプタをつないで電源オン。
DCDC電源の出力電圧とFET用電源(29.7V)を確認。
真空管を挿して再び電源オン。
+B電圧、カソード電圧を確認。
各部の電圧を測って設計と極端な違いがないことを確認。
入力を指で触ってSP端子にAC電圧が出ることを確認。
裏蓋を閉めてオシロ・ミリボル・オシレータを接続。
オシロに正常な波形が出ることを確認。今回も一発OKだ。
この段階でいきなり試聴してみた。 以前作った6922DEPPアンプと全段差動アンプの音色はずいぶん違う。差動のほうは繊細な音が出る感じ。でもエージングで変わってくるだろう。
続いて諸特性の測定。 6922DEPPアンプとあまり違いはなかった。 残留ノイズがLch0.7mV、Rch0.3mVとLchのほうが高い。 裏蓋を開けて電源部を離したらLch0.25mV、Rch0.28mVになった。 DCDC電源のノイズを受けてLchの残留ノイズが高くなっている。
数時間試聴した後、一旦電源をオフにしてからオンにしたらいきなり壊れた。音が出なくなり、ボリュームを上げると音楽のピークで小さくバリバリという音がする。
一体何が起きたんだろう!?