4P1Lシングルアンプ本番機の組み立てを始めた。着手したのは5月15日(水)なのだけど、人様に作って差し上げるアンプだからどうしても慎重になる。とりあえず外装パーツがついた。
シャーシ内部。この時点では気づかなかったが、ソケットが180度回転しているし、フィラメント電源も同様だ。実体図もどきを見ていたら気がついた。どうもこういうややこしいことは苦手。
AC100Vの配線から始めた。電源をオンしロッカースイッチのランプが点灯するか、電源トランスの電圧に問題はないか確認。配線は動かないようにセメダインスーパーXで固定した。ボンドが固化するまでマスキングテープを貼っている。
ソケットとフィラメント電源基板の向きを直した。真空管ソケットへのヒーター配線をする。回路図とソケットのピン番号を合わせているから面倒。但し意味はない。配線を撚っているから収まりが悪い。
真空管を挿して点灯式。4P1Lの赤熱するフィラメントが見える。4P1Lのフィラメント電圧はDC4.19VとDC4.21V、C3oはAC6.1Vだった。すこし低め。
+B電源基板に配線を取り付けて結線、+Bに4kΩのダミーロードをつけて電源オンし電圧を確認。+Bは239Vだった。
C3oのカソードCRは立ラグを外して組み立てる。配線も取り付けた。ロクタルソケットのセンターピンをシャーシアースする。これだけで2時間もかかってしまった。
OPTへの配線は、1次側の高圧がかかる端子に熱収縮チューブをかぶせ、アンプを持ち上げてライターの火で炙って縮めた。SP端子は熱容量が大きいのでなかなかハンダが溶けなかった。
ソケットや立ラグへの配線をちまちま行う。疲れるので休みを挟みながらやっているからなかなか進まない。
入力のシールド線を除き配線が終わったところ。配線忘れはないかな?
(2024.05.18追記)
入力のシールド線を作成した。ボリュームからC3oの第1グリッドへはやはりシールド線にした。次は20本のCRを取り付ける。試作機よりシャーシが狭くなったためにハンダゴテが入りにくい。しかもCRを縦横に揃えているからリードの取り回しを工夫する必要がある。
苦心惨憺してとりあえず全部のCR取り付けが終わった。
C3oのカソードCR周り。抵抗が電解コンデンサに隠れて見えない。
入力のボリューム周り。立ラグがシャーシアースポイント。
Lchの4P1Lソケット周り。電解コンデンサを立てると頭がつかえてしまうから寝かせてある。
Rchの4P1Lソケット周り。電解コンデンサのマイナス側のリードの長さが足りなかったので継ぎ足してある。いつもは熱収縮チューブを被せて隠すのだが、チューブを切らしてしまいそのまま。GNDなので裸でも構わないのだけど。
今後は配線チェックを行い、動作確認をする予定。