おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

古(いにしえ)の真空管を使った好音質のアンプで音楽を聴きましょう。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

SV811-10Aシングルアンプ

SV811-10Aシングルアンプ・カソードチョークに改造

6V6GTのカソード抵抗をチョークに改造してみた。チョークの代用として東栄のOPT、T-1200を使った。DC重畳でのインダクタンスが50Hzで17Hあるので十分ではないかと考えた。 T-1200のインピーダンス特性を上記に示す。2次オープンで使う場合おわん型となる。周…

SV811-10Aシングルアンプ・特性評価

今回は詳細な特性評価を行ったが、前回から回路変更があったところをまず説明しようと思う。 回路図を上記に示す。 ① Zobel素子の追加 ダンピングファクタの測定中に8Ω負荷をオフにしたら盛大に発振。対策として10Ωと0.1uFのZobelを追加したら収まったようだ…

SV811-10Aシングルアンプ・回路変更

実験機を評価したところたくさんの問題点が見つかった。1つ1つ潰していった内容を書き記してみよう。 ①+B1・-C用電源を安定化 これはSV811-10Aのグリッド電流が流れると+B1電圧が下がり、-C電圧がわずかにマイナス側へ増えるため、グリッド電流が小電流でも…

SV811-10Aシングルアンプ・6L6GC用電源の定電圧化

SV811-10AのA2級ドライブによるグリッド電流が、6L6GCのカソードフォロアにどのように影響するのかわかっていないのだが、6L6GC用電源の定電圧化を考えてみた。 回路図を上記に示す。FETとTrのハイブリッドとなってしまった。NPNトランジスタでVceoが600Vと…

SV811-10Aシングルアンプ・実験機の配線と動作確認

SV811-10Aアンプの+B配線をする。この時点で電源を投入、+B電圧の確認を行う。無負荷なので490Vまで上がった。負荷をかけたらどのくらいになるか。 この後は確認作業なしで一気に組み立ててしまう。行き当たりばったりに配線をつないでいくだけだから問題な…

SV811-10Aシングルアンプ・点灯式

パーツの取り付けが済んだので配線を始めた。 電源トランスPMC-150Mの端子は無鉛ハンダが使われておりコテを当てただけでは溶けにくく、DMMで電圧を測定しようとしても導通が無く変な電圧を示したりする。そこで、有鉛ハンダ?を追いハンダして吸取り器で除…

SV811-10Aシングルアンプ・実験機のシャーシ加工

シャーシ上にパーツを並べて穴開け位置を検討。決まったらペンでマーキングしてオートポンチを打った。 真空管ソケット穴30mmはシャーシパンチで開けた。MT管ソケット穴が開いていたが追加工は大丈夫だった。その他は電動ドリルで穴開け。 シャーシは横幅が…

SV811-10Aシングルアンプ・実験機の平ラグ基板作成

先日作成した寄せ集めの回路図にしたがって平ラグ基板を作成した。 それぞれフィラメント電源、6L6GC電源、6L6GCカソード抵抗、初段アンプ、+B電源の5つに分けた。SBD(ショットキーバリアダイオード)や+B電源用のMOSFETは放熱のためにシャーシへ固定するので…

SV811-10Aシングルアンプ・パーツ集め

SVETLANAの揃い踏み。6L6GCをWebで検索したらSVETLANAのがあったので購入した。こうして並べてみると、管の太さはSV811-10Aとあまり変わらない。 ノグチトランスのPMC-150M。重量は約3.4kgでかなり重い。PMC-190Mと同じコアサイズだと思う。2.5V端子2つを省…

SV811-10Aシングルアンプ・回路図作成

とりあえず机上検討で寄せ集めの回路図を作ってみた。以降、順を追って説明する。 電源トランスはノグチのPMC-150M、OPTは手持ちのKA-5070Sで評価することにした。KNFがKPFにならないように確認する必要がある。 まずはじめにフィラメント電源から。PMC-150M…

SV811-10Aシングルアンプの構想

SV811-10Aの拙記事を以前書いたけど、涼しくなってきたし何とか光らせてみたい。このタマ、データシートを見るとその使いづらさで萎えてしまうのだけど、せっかく買ったものだしこのまま死蔵させてしまうのは避けたい。 フィラメントは6.3V4A。DCDCは高周波…

SV811-10A

じつは某店で見かけたのが運のつき、つい買ってしまったのが去年の2月。後でデータを見てやめておけばよかったと後悔することしきり。SV811-10Aのデータシートはこちら。 フィラメントが6.3V4Aで大食い、直流点火しないといけないけどトランス式ではなかなか…