おんにょの真空管オーディオ

おんにょの真空管オーディオ

主に真空管を使用した自作アンプでの試行錯誤を公開しています。(お約束事) 追試は歓迎しますが自己責任でお願いします。

CV4055シングルアンプ

6CH6/CV4055シングルアンプ・初段を6AQ8に差し替える

CV4055シングルアンプの初段は6N2Pを使っている。これはデータシートでのμは100、アンプの総合利得は22倍と高い。では初段に6AQ8はどうか。μは57なので使いやすい利得まで下がるのではないか。ピンアサインが同じなので差し替え可能だ。 ということで、ヤフ…

6CH6/CV4055シングルアンプ・詳細な特性測定

CV4055シングルアンプ2号機の詳細な特性を測定した。 評価における特性の測定はいわば健康診断で、気になるところを事前に見つけて改善するため。また、使用中に何か問題が生じた際に何がおかしいかを把握するためだ。 よくあるブログ記事に、組み立てました…

6CH6/CV4055シングルアンプ・残留ノイズ低減

完成した試作機の特性をとりあえず測定してみた。 結果を上記に示す。歪率は未測定。ほぼ1号機と同じような特性となったが、残留ノイズが0.7mVと1.4mVと非常に多い。そこで残留ノイズについて解析してみることにした。 まず、6N2Pを別のものと差し替えてみた…

6CH6/CV4055シングルアンプ・組み立て完了〜動作チェック

+B電源基板を取り付けて電圧チェックを行う。 整流出力電圧は310Vだったので、33KΩ×2と1MΩで分圧されてFETのVGS電圧4Vを差し引くと287Vと計算できる。実測284Vなのでほぼ一致、+B電源回路は正常に動作していると予想できる。 シャーシ内の配線を済ませてアン…

6CH6/CV4055シングルアンプ・試作機の組み立て開始

平ラグ基板が完成したので、試作機の組み立てを始めた。 これは前準備。OPTにあらかじめ配線を済ませておく。真空管ソケットに立ラグがくっついているのはシャーシアース用。RCA端子のGNDは、手のひらを合わせるような形に整形してハンダ付け。ブロック電解…

6CH6/CV4055シングルアンプ・平ラグ基板作成

仮組みが済んだので、続いて平ラグ基板を作成する。 これはアンプ部の基板パターン。いつもは2〜3回書き直すのだが、1回目でうまくいったのでそのまま採用となった。左右対称のようだが微妙にちがうのはわけがあって、CV4055のソケットをひっくり返せないか…

6CH6/CV4055シングルアンプ・仮組み

ブログテーマの「オーディオ」がとうとう1,000記事を超えた。ブログを開設したのが2008/01/26だから、7年半で達成したことになる。実際にはオーディオ以外の記事もあるので、すでに1,000記事を超えている。ちまちまブログでよくここまで来たもんだ。果たして…

6CH6/CV4055シングルアンプ・シャーシ加工

加工方法はいつもどおりシャーシ加工図を印刷→シャーシに貼り付け→カッターで罫書き→オートポンチでマーキング→円定規で丸印、の順で行った。 電源トランスとACインレットの角穴はコッピングソーで開けた。1mm厚だからノコギリの刃が進みやすかった。騒音が…

6CH6/CV4055シングルアンプ・シャーシ加工図の作成

電源トランスとOPTのトランスケースが決まったのでシャーシ加工図を作成した。 1号機に比べてトランス類が大きくなるので、そのままのシャーシサイズでは収まらず一回り大きいものにした。奥澤のO-27、W250mm×D150mm×H40mm t1.0mm。高さが10mm減るので干渉に…

6CH6/CV4055シングルアンプ・2号機の回路設計

1号機の電源トランスKmB150Fはヒーター電流を規格オーバーで使っていることもあって、2号機ではちゃんと対応したい。+B電圧は260V程度欲しいかなということで、電源トランスの巻線電圧では210Vくらい。210Vタップのある電源トランスなんて売っていないので特…

6CH6/CV4055シングルアンプ・トランスケースの固定

今回のような記事を作成して公開するのは大して意味ないかもしれないけど、ブログは日記だから良いのだ!? もともとこのアンプは6P1Pシングルアンプとして製作したもので、タイトル「6P1Pシングルアンプ・完成」の記事は2011年6月。 OPTのトランスケースを…

6CH6/CV4055シングルアンプ・OPT-5Sを試す

自宅から東栄変成器のOPT-5Sが発掘されたので、CV4055シングルアンプで試してみることにした。 始めに仕様を上記に示す。基本は3.5KΩ(2.5KΩ):8ΩのOPTなのだが、2次の4Ω端子に8Ωをつなぐことで1次を7KΩ(5KΩ):8Ωとして使うことができる。 50Hzのインダクタン…

6CH6/CV4055シングルアンプ・歪率特性

前回の拙記事で歪率特性の110Hzカーブが他の周波数とずれているので、別のOPTを使ったらどうなのか確かめてみることにした。 これは春日無線変圧器のKA-5070Sで先月のセール中に買ったもの。1次0-5K-7K、2次0-1-4-8-16Ωで出力は20W。 KA-5070SとCV4055シング…

6CH6/CV4055シングルアンプ・改造後の特性測定

前回の拙ブログ記事でカソードにNJM317による定電流回路を入れたらICが壊れてしまったわけだが、最大定格の40Vを超えないようにツェナーでクランプしようと思う。とりあえず1N4746A(18V 1W)を接続し、NJM317は手持ちが無くなったのでLM317Tに替えた。 カソー…

6CH6/CV4055シングルアンプ・改造

6P1PをCV4055に換装するにはピン接続を変える必要がある。変更するところの配線とCRを取っ払って立ラグを増やした。 どうせ変更するからと、カソードに定電流回路とショートループのコンデンサを入れることにした。電流値を決めるためにオーディオアナライザ…

6CH6/CV4055シングルアンプ・初段の差し替え試聴

6N2Pの音色が支配的なのでは?ということで、12AX7ならどうなのか試してみることにした。高域のクロストーク悪化はとりあえず無視。 変換ソケットを作った。試すのはエレハモの12AX7EHとSIEMENSのECC83。真空管の入った衣装ケースをゴソゴソしたら出てきた2…

6CH6/CV4055シングルアンプ・特性測定

6P1Pシングルアンプの出力段は5結でNFBは13〜14dBもかかっている。このNFB量を減らしたい。 それには出力段にKNFをかければ良いのでは、と考えた。具体的には出力段のカソードからOPTの2次側へバイパスコンデンサをつなぐ。 早速やってみたら無帰還での利得…

6CH6/CV4055シングルアンプ・差し替え試聴

姉妹拙ブログで書いたけど、ウォームトーンでウェットな濃い音のする真空管アンプを作りたい。 安くてそれ向きの真空管はないかな〜と探していたら6CH6/CV4055が「独特な艶っぽい音」「欧州系のこってりした音」との評価があるようだ。 とりあえず2本だけ買…